第1回東京都透析医会総会(2019年1月12日)のお知らせ

 東京都透析医会は公益社団法人日本透析医会(秋澤忠男会長)の東京都支部として設立されました。その活動は、東京都区部災害時透析医療ネットワーク、三多摩腎疾患治療医会、東京透析研究会、東京都臨床工学技士会と連携し、時には窓口となって、日本透析医会をはじめとした関連団体との情報交換・共有を行った上で、地域の透析医療に貢献することです。

災害対策としては、皆様ご存知のように、区部では7ブロックよりなる東京都区部災害時透析医療ネットワーク(20184月より秋葉隆、飯野靖彦両代表世話人から、酒井謙、菊地勘両代表世話人に変更となりました)が、多摩地区では、5ブロックよりなる三多摩腎疾患治療医会災害時ネットワーク(要伸也理事長、杉崎弘章災害対策委員長)があり、それぞれがしっかりしたネットワークをもって活動しています。今回東京都透析医会が設立されたのを契機に、東京都透析医会の事業として、都区部と多摩地区の両ネットワークおよび東京都透析医会、東京都臨床工学技士会からの委員よりなる東京都透析医会災害対策委員会(花房規男委員長、菊地勘担当幹事)が組織され、東京都としての災害時ネットワークのまとまりが形としてできました。東京都福祉保健局保健政策部疾病対策課等の行政や医療材料のメーカーの災害対策担当との連携も深めてきております。また、9月2日第1回東京都透析災害対策セミナーを開催いたしました。東京都透析医会、東京都区部災害時透析医療ネットワーク、三多摩腎疾患治療医会、東京都臨床工学技士会災害対策委員会よりそれぞれの活動報告がなされ、特別講演として熊本地震の透析対応の話が嶋田病院嶋田英敏先生よりなされました。約570名にご参加頂き、アンケート結果では都としての具体的な話を聞きたかったなどのご意見があり、今後に生かしていきたいと思います。

さて、2019112日に添付のごとく東京都透析医会講演会を企画いたしました。会の冒頭で会長挨拶の後、東京都透析医会総会を行います。東京都透析医会災害対策委員花房規男委員長より「東京都透析医会の災害時透析医療対策」の講演をいたしますので、会員の皆さまにおかれましてはどうぞふるってご参加ください。

また、透析医療に関する教育的な講演として、

東京医科大学腎臓内科主任教授 菅野 義彦先生より

「透析患者の栄養管理:2019

東京女子医科大学精神医学教授 西村 勝治先生より

「透析患者のサイコネフロロジー:update

 

と皆様の診療と直結するテーマの講演を用意しております。会員の皆様のご施設においてはコメディカル3名まで無料で参加可能とさせて頂いておりますので、メディカルスタッフの育成にご利用頂き、是非ご参加下さい。また当日2019年度の会費の受付も行っておりますので、会員の皆様におかれましては継続の手続きを、また、まだ会員になられておられない先生方はこれを機に会員登録をお願いできれば幸いです。